西東京コンソーシアム報告会を開催いたしました

投稿者: | 2017/07/29

2017年7月29日 西東京コンソーシアム報告会を開催いたしました。

 この報告会は、2016年度に行われた経済産業省「ロボット介護機器開発・導入促進事業」の委託で,国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が行った「ロボット介護機器開発に関する調査」に参加した4つの社会福祉法人によるグループ「西東京コンソーシアム」による調査報告会で、3種類合計110台のロボットを用いて5施設65名の施設入所高齢者を対象に行った実証実験の結果を現場の視点でまとめた発表を行いました。

     
 
 AMEDの本プロジェクトリーダーの大川弥生先生(産業総合研究所)をはじめとする医療・介護・ITの各方面において第一線で活躍されている方々にご登壇いただき、それぞれの分野においての現状や将来展望をお話いただいた一方、高齢者入所施設で働く「現場」のスタッフの生の声もお届けすることができ、大変意義のある報告会になりました。
 「まとめ」の部では、増山茂先生(東京医科大学)にロボットの語源や歴史、更には定義などについて講演をしていただきました。アイザック・アシモフ氏が提唱したロボット三原則欧州議会ロボティクスに関する民法規制委員会の勧告になどについても取り上げ、人とロボットとのかかわりやヒトを介するケアの意味について大変興味深いお話をいただきました。

 
増山茂先生(東京医科大学)による「まとめ」

 満席となった会場にご来場くださった方々からは「介護の現状を現場の生の声を通して聞くことが出来て良かった」「ロボットと介護の大いなる可能性を感じた」など、様々なご意見をいただきました。