Clinical Therapeutics (IF 2.8)に、見守りロボットの効果に関する論文が掲載されました

投稿者: | 2020/01/26

研究機関や専門家が、医療、オープンサイエンスを発展させ、人類の利益のためにパフォーマンスを改善することを支援するグローバル情報分析企業
Elsevier のジャーナル Clinical Therapeutics にpublishされました。

Kazuko Obayashi and Shigeru Masuyama,  Pilot and Feasibility Study on Elderly Support Services Using Communicative Robots and Monitoring Sensors Integrated With Cloud Robotics  Clinical Therapeutics 2020, DOI: https://doi.org/10.1016/j.clinthera.2020.01.001
と あるように この論文は” Pilot and Feasibility Study” に過ぎませんが、わたしたちがこの領域に向かうにあたってのベーシックな考え方を述べた論文となっています。

雑誌 “Clinical Therapeutics”は、臨床薬理学研究を中心とした IFインパクトファクター3程度の堅実な評価を得ている@Elsevierにあっては中堅的なジャーナルです。

査読の過程はかなりタイヘンでしたが、ロボットやAIやICTが”clinical therapy”としてありうるかどうかに関し、editorsやreviewersとの対話(口論?争論?喧嘩?)にはなかなか楽しいものもありました。
また、editorsらの、専門領域における学問的懐の深さ、知識人としての学識の広さ、論議を厭わない真摯で公平な科学的態度には感じさせられることも多々あり、これらは全て他では得難い大切な経験となりました。